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2012-04-16(Mon)

フィラリア予防 豆知識②

フィラリア予防関係で、もう少し詳しい話

『 蚊の出ている時期は、毎月きっちり予防薬を飲ませているので、フィラリア症にはかかるわけない 』 と正直思っておられる飼い主さまはいらっしゃるのではないですか

それは危険です

実は、『 犬フィラリアの幼虫は脱皮を繰り返しながら発育して成虫になります。実は犬フィラリアの幼虫のすべての段階で100%駆除できるわけではありません。体内に入るときにはL3、その後L4・L5と成長し、成虫になりますが、L4の発育段階以外では十分に駆除できません。

つまり、予防薬を毎月投与しても、実は一部の幼虫はL3のままでいるために完全に駆除できていないのです。しかし、1ヶ月後にはその時に生き残った幼虫がL4に発育しているために、1ヶ月後の投薬で駆除することができるのです。
これが、毎月あるいはシーズンの終わりに蚊が活動停止していても1ヶ月後に投薬する理由です。』

ということで、人が蚊の存在を感じる時期だけ予防薬をのませていてもダメなのです。
12月まできっちり、内服よろしくお願いします。
2012-04-16(Mon)

フィラリア予防 豆知識①

狂犬病予防月間と同じく、フィラリア予防もスタートし始めています。

院内にも 『 今年は4月末~12月 』 と掲示しています
もちろんたくさんの飼い主さまは、4月中に血液検査を済ませ、予防薬を自宅に持ち帰り、4月末 ・ 5月末・・・ とカレンダーを確認しながら、予防薬を毎月わんちゃんに飲ませていただいてるのですが、お話しを聞くと、『 あれっ 勘違いされてるかも・・・ 』 という内容をよく耳にします。

予防薬・ワクチンなど・・・その薬を使用後、決められた期間病気にかからない薬

なのでフィラリア予防の薬も、内服後1ヶ月間はフィラリア症にかからないと思われている飼い主様が多いように思います。

でも、実は フィラリア予防の薬は、犬フィラリアの幼虫を駆除する薬です。

投薬前1ヶ月間に感染した犬フィラリアの幼虫を一度に駆除するもので、効果が1ヶ月間持続するわけではありません。大きな目で見れば、もちろん予防薬ですが、正確には駆虫薬(虫下し)とご理解いただけたらと思います。

なので、蚊が居なくなった12月に最終飲ませていただき、体の中をすっきりきれいにして、新年を迎えていただきたいのです。

よろしくお願いします。
2012-04-16(Mon)

狂犬病予防注射 豆知識

今年度の狂犬病予防注射が4月からスタートしています

厚生省ホームページにも
『 生後91日以上の犬には早く予防接種を受けさせ、その後は1年に1回 ( 予防注射接種時期は4~6月 ) の予防注射で免疫を補強させましょう。』  と記載されています。

ということは、飼い主さまの中には 例えば 『 初めての狂犬病予防注射は1月にしたけど、4月になればまた打つの 』 と思われる方もいらっしゃるのではないですか?

実は、そうなんです。

初年度は、前年度分扱い。4月以降は今年度分扱い ということになります

わんちゃん達の親になり、1~2年はなかなか予防関係のリズムをつかみにくい事もあるかとは思いますが、大切なお子様の健康を守るためにもご協力お願いします

今日は、のんちゃんとまりんちゃんが一緒にお昼寝です。conv0008_convert_20120416121700.jpg
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