2022-06-04(Sat)
ご報告
19歳1か月のさわらおばあちゃん


手のひらサイズの小さなさわらちゃんが病院に運ばれてきたのが平成15年5月。瀕死の状態だったため一時は乗り越えられるのだろうか?とみんなで心配したくらいでしたが、元気復活!でも今度は成長の過程でなんだか普通のネコちゃんとは動きが違う。先天性なのか?保護までの期間に頭に何らなのトラブルを抱えたのか?はわからないままですが、個性豊かなお子ちゃまに育ち、気が付けば19年。
今年で病院を開業して22年。ほぼ病院の歴史とともに院内で生活してくれたさわらちゃん

17歳まではほとんど病気知らずでしたが最後の1年は乳腺腫瘍を抱えながらの生活。でも本人はあまり苦痛そうではない雰囲気で過ごしてくれたのが救いかな。
5月に入り、少し体調に不安がではじめたので慎重に見守る生活が始まりました。5月中旬食欲がやや少なめになってきたのでお手伝いスタート。
28日になんか様子が違うと感じていたところ、29日に寝たままでのおもらし初体験(オムツ生活スタート)。30日には食事を口に入れても舌で押し出し食べてくれない。しつこく食事介助しようとすると『いらん!って言ってるやん


正直そろそろお迎えかなっと覚悟しつつも、5月30日は我が家にとっての記念日のひとつ。『記念日とさーちゃんの見送る日が重ならんといてほしいなぁ~』と冗談まじりでおしゃべりしてたのを聞いていたのか?
30日が終わり、31日午前3時に虹の架け橋を渡っていきました。
最後の最後まで、さすがさわらおばあちゃん!って言いたくなるような旅立ちでした。
『19歳。天寿全う』誰しもが思う年齢ではありますが、
わかってはいても、何歳の旅立ちだろうと寂しいことには変わりなく、まだまだそばにいてほしかったなぁと思ってしまいます。
5月31日に旅立ち、そして飼い主としての悲しい気持ちが少し落ち着いた6月3日。スタッフみんなで見送ってきました。
さわら
